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コンプライアンス違反行為についてのご報告

2021.5.15

 平素より ちふれASエルフェン埼玉(以下、「当クラブ」と言います。)及び当クラブ運営会社である株式会社エルフェンスポーツクラブ(以下、「当社」と言います。)に対しまして、ご理解とご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。

 さて、当クラブ及び当社は、2021年4月12日付で、当クラブの前所属リーグである、一般社団法人日本女子サッカーリーグ(以下、「リーグ」と言います。)より、当クラブ内でパワーハラスメント行為を生じさせたことにより、コンプライアンス遵守の徹底、再発防止及び根絶を求める「コンプライアンス取り組み強化のお願い」の文書を受けましたことをご報告いたします。

 日頃より、応援して頂いているファン・サポーターの皆様、パートナー企業の皆様、ホームタウン関係者の皆様、リーグ及び各クラブ・サッカー協会の皆様、そして当クラブ及び当社に関わる全ての皆様に対して、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことにつき、深くお詫びを申し上げます。

 当該ハラスメント行為の内容、リーグからの指導内容、再発防止策は以下の通りでございます。

1.【当該ハラスメント行為の内容について】

 2020年12月17日に、当クラブのトップチームに所属する下位のコーチングスタッフ(以下、「被害者」と言います。)が、同チーム所属の上位のテクニカルスタッフ(以下、「加害者」と言います。)から、パワーハラスメントに該当しうる問題行為を受けたとの内部通報がありました。そのため、当社が属する ちふれグループの内部通報制度に基づいて内部調査チームが組成され、当事者及び関係者17名に対してヒアリングを含む調査が実施されました。結果、2021年1月12日にパワーハラスメントに該当する行為(被害者を無視及び疎外する行為)があったと認定されました。
 その結果を受けて当クラブは、当該当事者及び関係者全員からヒアリング調査結果をリーグへ提出することの了承を書面で取り付け、2021年1月末日でリーグは退会しておりましたが、2021年2月3日に本件に関する報告書及びヒアリング調査結果を含む関係資料を提出いたしました。
 なお、加害者については、パワーハラスメント行為が認定されリーグに報告した直後の2021年2月6日付で業務委託契約の解除を通告いたしました。また、被害者については、精神的なダメージによる体調不良の報告を受け、正式な訴えの前である2020年11月10日より自宅静養をさせ、なでしこリーグ及び皇后杯の公式戦を休ませるとともに、産業医による複数回の面談を実施し心のケアを重視しつつ職場への復帰に取り組みました。

2.【リーグからの指導について】

①株式会社エルフェンスポーツクラブとして、ハラスメント等を含むコンプライアンスの周知及び研修等に取り組んでいなかったことにより、今回のパワーハラスメント行為を生じさせたことに対する厳重注意

②被害者はすでに現場に復帰しているものの、今後とも従来通り業務に取り組めるよう心身ともにクラブとしてサポートすること

③今後このようなハラスメント行為が起きないよう、クラブとしてコンプライアンス強化、再発防止およびハラスメント根絶に向け取り組むこと

3.【再発防止策について】

①方針の明確化及び周知・啓発の徹底
あらゆるハラスメントの内容とそれを根絶する方針、厳正な対処方法等について明確にし、関係者(管理・監督者、社員、スタッフ、選手等)に対する研修等を通して積極的に周知・啓発してまいります。

②相談・通報等に対して適切に対応するための体制の整備の徹底
ハラスメントに該当するか明確でない場合も、適宜対応できるようにするため、相談窓口を整備・周知いたします。また、守秘義務を徹底することを前提とし、知りえた情報が経営陣や顧問弁護士等までスムーズに共有される連絡体制を整えます。

③迅速かつ適切な対応の徹底
相談・通報があった場合、本人及び関係者のプライバシーの保護を厳守した上、相談や事実関係を迅速かつ正確に把握し、事実であった場合は速やかに被害者に配慮した対応に努めるとともに、加害者に対しても適正な対処を行い、再発防止策を講じます。

④ハラスメントの原因・要因を解消する措置の徹底
相談・申告した者の肉体的もしくは精神的な状態に応じて、業務体制の改善・整備など、必要な措置を行います。


 当クラブ及び当社は、違反行為の存在を確認して以降、心のケアを中心に被害者に寄り添った対応を取りましたものの、このハラスメント行為を発生させてしまったことにつきましては被害者ならびにご家族の皆様にも改めて反省し、お詫びを申し上げます。

 このようなハラスメント行為は絶対にあってはならず許すことのできない行為であり、リーグの指摘のとおりです。当クラブ及び当社としてこのような行為が行われたことは重大なコンプライアンス上の問題と受け止め、管理不行き届きを猛省すると共に、今後このようなハラスメント行為が発生しないよう、再発防止のための研修等の具体的な対策及び根絶に取り組み、万一発生した場合は迅速な対応ができるクラブとすべく、当社の会長、社長を含む取締役を中心に懸命に努力して参ります。

                                              以上

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