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MATCH DAY PROGRAM|2026.10.4 vol.04

2026.10.4


2年間の成長を発揮 「メンタルの強さ」と120%の献身性で勝利に導く

 果敢な仕掛けと鋭いクロスでチャンスを演出している、MF大曽根由乃。2024年から2年間の期限付き移籍を経て復帰し、今シーズンから再びエルフェンのユニフォームに袖を通して躍動している。

 クラシエカップでは右ウイングで4試合連続先発。攻撃の核として強い輝きを放っている。第1節のセレッソ大阪ヤンマーレディース戦ではヘディングシュートを叩き込んで逆転勝ちに貢献した。

 クラシエカップ リーグステージ第5節は、川越運動公園陸上競技場にジェフユナイテッド市原・千葉レディースを迎える。カップ戦首位チームとの一戦を前に、武者修行で培ったメンタルの成長や、Jリーガーの兄・大曽根広汰(栃木SC)との強い絆、そして復帰したチームへの深い想いを聞いた。

今シーズン、エルフェンに復帰しました。ここまで6試合連続出場、カップ戦は4試合すべてに先発出場して活躍が続いています。ご自身の手応えはいかがですか?

 カップ戦では、代表選手も抜けていて試合に絡む機会は増えているんですけど、やっぱり内容だったり、結果も含めて、手応えというよりは「まだまだだな」と感じる部分の方が圧倒的に多いです。ピッチに立つ以上は、もっとやらなきゃいけないなと思いながら練習や試合を重ねています。

その「もっとやらなきゃいけない」と感じる部分はどこでしょうか?

 ゴールに絡むプレーだったり、相手にとって怖いプレーというのが攻撃の部分でまだ足りないなと思っています。例えば、アシストやシュートなど得点に直結するようなプレーのところで、もっと数字を残していかなきゃいけないなと思っています。

主に右ウイングで先発されていますが、周りの選手との連係はいかがですか?

 周りの選手たちの距離感だったり、ボールの配球やスペースの共有というのがすごくやりやすい。私がプレーをしやすいような動きを周りがしてくれているんです。周囲に合わせながらというところと、自分の特徴を出せるように考えながらやっています。

なでしこリーグ1部の静岡SSUボニータへの2年間の期限付き移籍を経て、エルフェンに戻ってきた時の率直なお気持ちを教えてください。

 本当に「戻ってこられて良かったな」と感慨深かったです。期限付き移籍中は、しっかりボニータのために2年間戦っていたんですけど、やっぱり元々はエルフェンの選手ですし、「成長して戻りたい」と思いながらずっとプレーしていました。

 ボニータで試合経験を積めたことはもちろんですが、一番成長できたのはメンタル面だと思っています。元々はすごくネガティブで考えすぎてしまう性格だったのですが、代表経験がある本田(美登里)監督や横山(久美)選手をはじめ、色々な方と出会い、話を聞いて、実際に試してみることを繰り返す中で、精神的にすごく強くなれたと感じています。色々な人に支えていただいた2年間でした。

現在、なでしこリーグの首位をキープするボニータでの学びが、エルフェンでのプレーにも活きているのですね。

 ボールを受けることを恐れなくなりました。強いプレッシャーの中でも怖がらずにボールを受けて運んだり、タメを作ってから繋いだり、その時々で判断をしています。ポジショニングや判断の修正点はまだまだありますが、どんな状況でもチャレンジし続けられるようになったのは、あの2年間があったからこそです。WEリーグの強いプレッシャーの中でもできていると思います。

守備面での献身性についても、強いこだわりを感じます。

 攻撃はもちろんなんですけど、私は守備で違いを見せたい。守備での貢献、献身性というのは、120%で戻ったり、奪う場所に行ったり、スペースを埋めたりということをエルフェンで出していきたい部分です。

お兄さん(栃木SCの大曽根広汰選手)の影響でサッカーを始められたとのことですが、きっかけや思い出を教えてください。

 兄がサッカーをやっていて、その影響で同じチームに入りました。5歳も年上なのですが、すごく刺激になっています。今も兄が出ている試合はチェックするようにしていて、活躍していたり点を取っていたりするといい影響を受けますね。昔からずっと兄には負けず嫌いなので「私も頑張らなきゃ」と思います。

今でもお兄さんとはサッカーの話をよくされるのですか?

 年末や夏に家族で会うくらいで、頻度は少ないのですが、連絡は取っています。「このシーンはどうしたら良かった?」と、相談もしますね。会話は、サッカーの話が多いです。昔から公園で1対1をしていて、体格差もあって基本は負けるので、泣きながらやってました(笑)。何度も股抜きをされて悔しがっていました。でも今思えば、勝たせてくれていた場面もあって、自信になった部分もあります。年末は兄妹2人で一緒にトレーニングして、走ったり筋トレしたりしていました。

プライベートでは、同期の大沼歩加選手、髙橋雛選手、オルカ鴨川FCに期限付き移籍中の松本はな選手、大曽根選手の仲の良さもファンの皆さんにおなじみですね!

 同期4人はすごく仲が良いですね。歩加さんがリーダーで、3人が付いていく形です。以前、福岡旅行に4人で行ったのですが完全にお任せでした。「飛行機やホテル、行き先はどうする?」とみんなで調べるんですけど、なかなか決まらなくて。結局、歩加さんが1日目に何をして、どこ行って、ホテルどこにしてというお膳立てを全部きっちり決めてくれました。私たちは「それでいきましょう!」とついて行くだけ。おかげで楽しい旅行になりました。もう歩加さんが「番長」という感じです(笑)。

4人のそんな関係性が、居心地良さそうです。

 一緒にいるとすごくリフレッシュできるんです。サッカーのことも話すのですが、良い意味でサッカーを忘れられる時間でもあります。大体、雛とはなが踊ったりギャグをしたりして、基本ふざけているので、それを見守って癒されています(笑)。

オフの時の楽しみやお気に入りの「ご褒美グルメ」はありますか?

 いろんな人と会って喋ったり、美味しいものを食べたりするのが好きです。頑張った時はお寿司を食べます。特にエンガワが大好きです!

今節のジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦は、思い出の地・川越でのホームゲームとなりますね。

 川越は私が働いていた、ちふれの工場があって、お世話になっている方々がいらっしゃるので、すごく楽しみにしています。ピッチと客席が近いので、声援もダイレクトに届いてすごく楽しみです。

対戦の相手、カップ戦首位の千葉Lの印象と、勝負のポイントを教えてください。

 千葉Lさんはすごく運動量があって、最後まで勝負してくるチームです。勝つためには、目の前の相手に負けないことと、粘り強く戦うことがポイントになると思います。守備のところでの献身性や、局面で競り勝つことが大事になります。

最後に、ファン・サポーターの皆さんへメッセージをお願いします!

 エルフェンに帰ってきて、皆さんに「おかえり!」と言われたのがすごく嬉しかったです。どんな時も温かい応援をしてくださって、ファン・サポーターの皆さんの熱さや温かさはWEリーグの中でエルフェンが一番だと私は思っています。その声援に恩返しができるような結果を出せるようなプレーを続けていきたいです。これからもたくさんの応援よろしくお願いします。皆さんのために、全力で頑張りたいです!



取材・文=砂坂美紀(FOOTBALL ZONE)



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【AYAKAサンクスマッチ|2026/27WEリーグクラシエカップ リーグステージ 第5節】10/4(日)ジェフ千葉レディース 戦 試合情報
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