MATCH DAY PROGRAM|2026.9.5 vol.02
2026.9.5

「古巣相手に結果で魅せる!」 帰ってきたアタッカーの熱き決意
開幕から2試合連続の先発出場を果たし、右ウィングとして存在感を遺憾なく発揮しているMF髙橋雛。昨シーズンまで AC長野パルセイロ・レディースでプレーし、2年ぶりにちふれASエルフェン埼玉へと帰ってきた。前節の昨季王者INAC神戸レオネッサ戦では、チームを勢いづける強烈なファーストシュートを放った。守備では献身的な姿勢で相手のサイド攻撃を未然に防いだ。攻守両面でチームの劇的な勝利を支えた。
第3節の舞台は、勝利の余韻が残るホーム・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場。古巣のAC長野戦にかける特別な想いと、再びエルフェンのユニフォームを纏って戦う情熱について語った。
前節、昨季王者・INAC神戸レオネッサ戦は見事な勝利でした。率直に振り返っていかがですか?
とにかく、試合までの1週間はINACから勝利を挙げるために、本当に細かい部分までみんなでコミュニケーションを取って、攻守ともに準備ができていました。それがチームとしての自信になっていましたし、あの試合の最高の入り方にも繋がりました。やろうとしていたことがしっかりピッチの上でフィットして、攻撃でも勢いを持ってゴールに向かえて、チャンスも多く作ることができました。特に守備面での連動性とハードワークが光っていましたね。
実は守備の面をすごく対策していて、コミュニケーションを取ることが多かったんです。誰がどこにプレッシャーをかけに行くのかという役割がはっきりしていたからこそ、相手にそんなにチャンスを作らせている感じもなかった。1試合を通してブレずに全員で声を掛け合いながらやり切れたことが、1失点はしてしまったものの、勝利できた大きな要因だったと思います。開幕からノジマステラ神奈川相模原戦、I神戸戦と2試合連続でスタメン出場し、右ウィングとして存在感を示しています。ご自身のプレーの手応えや自信はいかがでしょうか?
本当に周りが自分を生かしてくれているなっていうのをすごく感じています。私の動き出しに対してしっかり見てくれたり、質の良いボールを届けてくれたり、距離感も良くしてくれています。より自分が仕掛けやすい状況を周りが作ってくれているので、思い切って仕掛けにいけるんです。サポートしてくれる仲間が多いのですごくやりやすいですし、相手を抜いてクロスを上げたりシュートを打ったりできる場面が増えていて、そこはすごく自信に繋がっています。エルフェンには、2シーズンぶりの復帰となります。改めて現在のチームの雰囲気や印象を教えてください。
ベテラン勢は変わっていないですけど、若い選手が多くなりましたね。みんな本当に良い子ばかりなので、私も最初から仲良く喋れています。全体的には「やっぱりエルフェンの雰囲気はいいな」という感じです。みんな真面目で、しっかりしている人が多いですし、良い意味でチームの印象は変わっていないですね。再びエルフェンで一緒にできる喜びをかみしめながらプレーしているように感じます。
また同じチームでプレーできるのは本当に嬉しいことです。感慨深いですし、また戻ってきて一緒にプレーできる喜びを感じています。同い年の大沼(歩加)選手、同時に戻ってきた大曽根(由乃)選手、期限付き移籍中の松本(はな)選手とは、長野にいた時も頻繁に連絡を取り合っていて、グループ通話もよくしていたので、久しぶり感は全然なくて今まで通りという感じです(笑)。プライベートでも仲が良いのですね。4人で普段はどのように過ごされているのですか?
なかなか予定が合わなくて遠出はできていないんですけど、何回かご飯に行ったり、家で集まって話したりしています。何か特別なことをするわけじゃなくて、何時間でもずっと喋っていますね(笑)。話すのはサッカーの話題が多くて、「最近どう?」とそれぞれの近況を話しています。大体、私とはながふざけていて、由乃と大沼がツッコミ役に回る感じですね(笑)。ちょうど2対2に分かれていて、すごくバランスが良いんです。由乃が誕生日だったときは、家でお祝いパーティーをしました!今節は、昨シーズンまで所属していたAC長野パルセイロ・レディースとの対戦です。やはり特別な思いはありますか?
なんだかすごく複雑で不思議な感じがします。以前はエルフェンが古巣で、長野の選手としてエルフェンと戦っていたのに、今度は長野が古巣になって、エルフェンの選手として長野を迎えるわけですから。自分だけがくるくる移動しているような、妙な感覚になりますね(笑)。特別な存在のチームであることは間違いないです。古巣・長野との一戦に向けて、勝負のカギと意気込みを教えてください。
長野とは順位も競り合っていますし、お互いに意識し合う部分は間違いなくあると思っています。そういう接戦になるチームとの試合って、やっぱり「どれだけ気持ちで負けないか」が一番大事になってくると思うんです。バチバチに戦う姿勢を見せながら、しっかり結果を出したいですね。私は長野の特徴や弱点も知っているので、そこを突きつつ、自分の良さを最大限に出して結果に繋がるプレーをしたいです。自分がゴールを決めて勝ちたいですね。前節のI神戸戦でも、スタジアムの声援が大きな力になったそうですね。
試合で苦しい時間帯がある時にサポーターの皆さんの声援が聞こえてくると「ここでもうひと頑張りしないとな」という気持ちになります。プレー中はもちろん、ボールが切れた時はよりクリアに声が届くので、すごく背中を押されている感覚があります。ホームだからこその大きな強みですね。ホームスタジアムで連勝を目指すために、ファン・サポーターの皆さんへメッセージをお願いします!
ホーム開幕戦で昨シーズンの王者に勝って最高のスタートが切れたので、この流れを次に繋げるためにも、勝つことがまたチームの大きな勢いになってくると思っています。長野は古巣なので個人としても絶対に負けられないですし、サポーターの皆さんの力も借りながら絶対に勝ちたいです。チームの助けになる結果、ゴールやアシストで貢献し、献身的な守備やゴールへ向かう姿勢をお見せしますので、ぜひスタジアムで一緒に戦ってください!取材・文=砂坂美紀(FOOTBALL ZONE)

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